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Garakutaya 

かなりマイペースですが創作状況を主に更新してます

 

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小説「restoration」のお話「キャラクターその四」ここのつ編




20130831 620_min




お久しぶりでございます。

夏休み中に記事を書きながら絵を書いていたら、夏休みが終わってしまいましたが
世間の休みなど、うちの家庭にはおおよそ関係ない事なので「あぁ…9月に入ってしまいましたね…」
というセリフが妥当なところの十音馬鹿 らびまるです。


先月は仕事の方が挟まっておりまして、今回2ヶ月空いてしまいましたねコレ。
ま…まぁ誰が待ってるという訳でもないので、いいのですが(笑)

なんとなく自分で1ヶ月を目処に進めているので妙に焦ってしまいました。
あと、ここのつさんの草稿を追っかけながらやってるので、おいてかれる感覚ががが…(笑)

と言っても、もうそろそろ主要のキャラクターの紹介が次回位で終わっちゃいそうなんで
こないだもここのつさんとメールで「キャラクター紹介終わってその後どうしよう…なんも考えてない」と
ぼやいてしまったのですが、今のところ頭にフワっとあるのは、ここのつさんの今進めて頂いてる
草稿に沿って、同じように部分的に抜きだして挿絵のイメージ固めていくという工程でいいんじゃないかと

思ってるんですが…どんなもんでしょ。


見てる人がいらっしゃるとすれば、な~~~んとなく話の詳細はわかんなくても、流れ的なものは見えるかも
しれないし、それはそれでいいんじゃないかと…。


いう話をですね、ここでしてどーすんだって(メールしろよ)



さて、今回は前回予告していた、主人公と共に行動する事になる「自警団」の二人を紹介したいと
思います。

今回ちょっと7年後の主人公との自警団二人の出会いのシーンを抜粋したんですが、いつものごとく
なんちゃって漫画を描こうと思ったら、異様に時間がかかってしまいまして…


まだ人物だけの顔漫画とかならサッサと終わらせる事ができたんですが、自分でも出てくる街のイメージとか
まだできてなくて、色々調べながら描いていたのも時間を食った原因です(って言う程背景描いてない)

自警団が詰所として使っている小さい部屋の内装をどうしよう…とか、あまり本筋に関係ない設定を
必死こいて考えてました(笑)

まぁ苦労とは表に見えない所にあるものです←なんて/(^o^)\


言い訳はこの辺にして、それでは創作日記4回目。

お時間のある方はどうぞ、見ていってやってくださいませ(長いから本当に…)








イーグ目覚める




西に続く街道に入ってしばらく経ったころ、突如一台の荷馬車から悲鳴があがった。

「うわあああああ! ハア……ハア……。ここは……? 今は、昼?」

 叫び声と共に、イーグが荷馬車の中で跳ね起きた。ちょうど後ろを歩いていたスミスが荷馬車をのぞき込んで声をかける。

「ようよう、目が覚めたな」

 イーグはきょとんとしてスミスの顔を見た。

しばらく呆然と馬車の揺れるに身を任せてから下を向いて、自分の手足に目を走らせた。

両手の平は包帯で覆われ、体をくるんでいた布の他に間に合わせの服が着せられている。再びスミスに視線を戻して言った。

「……ここはどこ? 俺は……俺……は……うう」

 イーグの言葉は途中でかき消えた。不意に顔を歪め、うめき声を上げたイーグは頭を押さえてうずくまる。スミスが慌てた声で言った。

「おいおいおい、無理しなさんな。お前さん、夕べふらっとどっかからやってきて倒れたんだよ。火傷の手当てはしといたが、まだ頭でも痛むか?」

「火傷……?」



20130809 70_min

 


独語をもらしてイーグは自分の手を見る。固く巻かれた布の下に、まだ湿り気の残るアロエの葉の感触があった。イーグの表情は徐々に曇りはじめ、深い当惑が広がっていった。

「おれあスミスだ。ジョン・H・スミス。お前さん名前は?」

「……名前。名前は…………イーグ。イーグだ。……これ、馬車? いったい……?」

「お察しの通り荷馬車よ。ここからまだ西に行った所のリューズって町に向かってる。お前さん、街道沿いの宿の前で倒れててな。宿に置いとくわけにもいかねえもんだから、一旦おれ達の目的地のリューズまで運んで医者に任せようと思ったんだよ。どこか他に行き先があったならすまんことをしたな」

「リューズ……? 行き先は……俺の行き先…………う……ああ……」

 イーグは再び苦悶の表情を浮かべ、髪をかきむしるように頭を押さえた。










― ロッシュとソル ―


城壁沿いの掘っ立て小屋の片隅で、簡素な長椅子に掛けて葉巻をくわえる男が一人。

 片足をながながと座の上に投げ出す不作法の体で、片肘をつき、けぶる紫煙にまみれてただ一人思い起こすのは、つい十日ほど前のできごと。


報酬を逃したことも含め、この一件は男にとって腑に落ちないことばかりだった。

わずか三人ながら、そこらの盗賊など問題にならない手際のよさ。あれだけの手際なら護衛ごと隊商を全滅できただろうに、一人の死者も出さなかったこと。

極めつけはあの人影の右腕の紐。ただの紐ではない、自分の知らぬ材質でできていて、生き物のように自在に動くあの紐。しかしながら考えても考えても堂々巡りで、

もう十日も経とうという今日になってまで、なんの糸口もつかめないまま無為に葉巻を吹かしてばかりいた。

 
 ふと、きしむ扉が開かれて、一人の人物が入ってきた。



20130811詰所70 83k




褐色の頬にうすく汗をにじませたその人物は入るなり部屋に立ちこめる葉巻の煙に顔をしかめ、じとりと男を睨めつける。

男は平然と葉巻の灰を落とし、


「ソルか。巡回、ゴクローサン」

 しゃあしゃあと言ってのけた。ソルと呼ばれた人物も答えて言う。


「ロッシュこそ、警備詰め所で昼寝の大任、本当にお疲れさまです」


「いやいやどーも、これで結構大変でねえ。ずっと寝てると肩が凝んの、いや参った」


 ロッシュは長椅子から足を下ろして掛け直し、首をぐるりと回してみせた。にやにやと笑顔をはりつけて、ソルの方を向く。

ソルの顔は呆れかえっていた。


「たまには散歩がてら、真面目に巡回にでも出てくればいいでしょうに」


「遠慮しとくよ、俺ぁ恥ずかしがり屋なんだ。何か景気の良い話はないのかい?」


 ソルは少し眉をつり上げたが、変わらぬ平坦な調子で答えた。


「仕事の依頼です」


 ロッシュの耳がぴくと動いた。









― イーグボヤを出す ―



イーグの視線は吸い込まれるように短剣に注がれた。

明かり窓から差し込む陽光に刀身を妖しく光らせるその短剣から不思議と目が離せず、その輝きを目に焼き付けるようにじっと見ていたイーグは、唐突に悲鳴を上げた。


「おい、急にどうした?」


 心配そうに尋ねる商人をよそに、イーグは飛び跳ねるように席を立った。

足をもつらせて尻餅をついたが、それでも這いずるようにその場を離れようともがく。

イーグ自身、自分の行動の意味が分からなかった。ただ異常な恐怖が胸の奥から迫ってきて、それを振り払おうと必死だった。


「イーグ……?」


 商人も心配そうに席を立つ。イーグは手近の机に掴まり、どうにか立ち上がろうとした。

 
 その瞬間、イーグが手を置いた机の天板から火柱が吹き上がる。天井まで上ろうかという巨大な炎に店にいた誰もが息を飲んだが、誰よりも、イーグが一番驚いていた。



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天板の縁はあっというまに消し炭になって崩れ落ち、さらなる混乱と恐慌に苛まれたイーグは、もはや声を上げることさえ忘れ、もつれる足を制して一目散に店から飛び出した。


 青い外套と帽子を身につけた褐色の女性がたまたま店に立ち寄ったのは、この直後のことである。










― 追われる ―




昼日中の雑踏を無心に逃げるイーグの姿は、余程滑稽なものだったろう。

 人波の中で足をもたつかせ、足下をかすめる犬猫に蹴躓きそうになりながらも、イーグはただ怯えて走った。肩がぶつかった人が怒声を上げるのも気にする余裕はなかった。


 足を震わせ息せき切って、どれほど走った後のことか、イーグはどこかの細道に飛び込んだ。人気のない細道の壁にもたれかかって気が緩むと、両脚から一挙に力が抜けた。


いまだに褪せない恐怖と疲労から咳き込んで、ほとんど倒れ込むように地面に手をつく。

 このとき、往来の活況に紛れるようにしてイーグに近づく足音があった。




20130813 30min   







 


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ロッシュは葉巻を捨てて念入りに足で踏み消したのち、青の外套を翻して疾駆した。









― イーグ捕まる ―



「仲間がいた? 卑怯だぞ!」


「何とでも言え。勝ちゃあいいんだ勝ちゃ。お坊ちゃんの騎士道ごっこやってんじゃねえんだ」


「くのお……いたたたた!」


20130828 70


 
ここにきてなお足掻こうとするイーグだったが、さらに腕をひねられて叫び声を上げる


弱々しくも身をよじるイーグの首根っこを押さえながらソルが言った。


「格好つけるのはいいですが、早く縄をくださいよ。こいつ、中々馬鹿力ですよ」


「おっと、そうだ」


 ロッシュはソルに縄を投げてよこした。続いてイーグの首筋をかるく踏みつけ、動かぬように念を押す。ようやく意気を削がれたイーグは蒼白になり、その後は抵抗らしい抵抗もないままあえなく捕縛された。









― ボヤ騒ぎの件にて外で待たされるソルとイーグ ―




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 抑揚なく放たれる言葉は、かえってイーグの恐怖を煽った。
白昼の、肌がひりつくような日差しの下で、イーグは肩口からがたがたと震えた。











20130901ロッシュ60_min




はい。長かったですねぇ…なんか長くて本当に申し訳ない…と更新するたびに思ってます。
更新がなかなかできない分、まとめてしてしまうので、いつもこうなります。
かといって、こまめにやる内容でもないとも思ったりしちゃったりなんかして…


今回は主人公のイーグと自警団二人の出会いのシーンの話の流れをかなりかいつまんでますが、
一番メインの7年後のイーグと自警団二人の出会いの部分を草稿そのままの流れでだいたい紹介させて頂きました。

イーグが殺されてから7年後、フルグルの元から離れた場所でようやく目覚めるところからのお話です。


3人分の事を一気に紹介したかったので、1ヶ月ほどひたすらなんちゃって漫画や挿絵に費やしてきた訳ですが、

最低これくらい描かないと、キャラのイメージがきっとわかって頂けないのではないかと…
これでも亀なりにひーこら頑張って描いてたんです。


なかなか一日中描ける日がそうないので、1ヶ月でこれだけ描けたら自分的には頑張った方かと思います(笑)
しかし結局最後のキャラクター紹介の二人の絵だけは、書き下ろす時間がなくて、
一年前のを使い回ししました。(TOPだけはなんとか昨日今日で描きましたよ!(●;゚З゚))

ロッシュは初めてお話を頂いた頃からイメージはそう変わっていないのですが(いい感じのいい加減なオッサンぷり)
ロッシュも一回目で紹介したオットー(悪)も偶然にも同じ葉巻を吸うのですが、この二人の葉巻への変なジンクスみたいな
ものも、またお話の中で結構絡んでます。

まぁそれも含めて、全体的にイーグ達一行とフルグル達一行の対照的な様子が色々書かれているのですが、
読んでいてとても面白いのです。

正義と悪じゃないんですけど、日向と日陰みたいな感じといいましょうか…
とりあえず、今はっきり言えるのは、わたくしの文章表現が乏しすぎて泣けるところです(笑)
すみません…
是非そこんとこは、本編を読んで頂ければと…


ソルに関しては、一年前よりちょっと…?(笑)
いや、だいぶ変わりましたよね?←ここのつさんへ

そんな話をこの間したのですが、ちょっと癖のある…というか、ただの冷徹女じゃなくなりました(笑)
イーグと出会ったこの頃ではわからないんですが、話が進むにつれて結構イメージが変わってます。

描くわたしとしては、面白いキャラになったなぁ…wと描くのがまた楽しくなりました。




それにしても小説はセリフ以外、もちろん文字でその場の状況が書かれている訳ですが、それを
絵にするとどう表現したらいいのかと毎度悩みます(笑)

あと、これは最近こうして描いていて思うのですが、

「ここの表現は絵じゃなくて文字の方が面白い表現してるんだよなぁ…」

とか…変なジレンマに悩まされてます(笑)


ここのつさんご本人もせっかく面白い言い回しで書いたのに漫画にしてしまうとそれらが見られなくなるので
もしかしたら「………」と思っているかもしれません(うん。思ってる部分が絶対あると思うんだ)

なので、これは漫画にするより、やはりコマ割りなしの挿絵という形で徹底した方がいいのかどうなのか…
またここのつさんのご意見を伺いながら進めていきたいと思います。


その他背景はもちろんなんですが、その場の空気みたいなものが、果たしてここのつさんが思って書かれているのと
マッチしているのだろうか…と更に一抹の不安を抱きつつ、勝手に先にブログで上げてから
事後報告をするわたくしであります←だめだろソレw

いや、でも色々試みてみて、一番いい方法で本番に挑みたいと…(笑)

なんてね!/(^o^)\


改めて「ここのつさん」には感謝と共に、ご迷惑も沢山永谷園のフリカケの如くフリフリしております(笑)


そして悩みながら、楽しみながら沢山沢山勉強させていただいてます。
ありがたやありがたや…

いや、でもこういう事ができてるからこそ、無理矢理でも勉強せざるを得ない事が本当に沢山あるんです。
一人だと多分参考書の開かないだろうページをこの作品のおかげで、否応なしに開いて頭かかえてますので(笑)


さて、ここまで男の子とオッサンばかりでしたが、次回はようやく唯一のヒロイン?(笑)でメインのキャラクター
最後となります。

わたしは普段男性ばかり描いていて、女の子をメインであまり描くことがないのですが、特に描くのが嫌いとか
いうつもりはなく、よりオッサン達を描いてる方が楽しさが勝っているだけの事でして…(笑)

わたしの出来うる限りかわいく描いてあげれたらな~と思っております←微妙…



それでは、今回はいつになく期間が空いた分、大変大変長い日記になってしまいましたが、本日はこの辺で…

来月はまた仕事が一つ入っているので、更新が遅くなるかもしれませんが
忘れた頃に覗いてやって頂ければ幸いです。


見てくださった方本当にありがとうございました。

ペコリ。

20130902 65_min



  

20130902 2 65_min







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十音馬鹿 らびまる

Author:十音馬鹿 らびまる
 「画楽駄屋」

2010年~絵描き復活して万年修行中

オリジナルメインでたまに版権描き

アニメとか漫画の話題に結構疎いです

☆インテリア/雑貨/犬/服飾/アート
/写真/ロック/ナチュラル すきです☆


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